いいものを作っていく過程では、その都度いろいろな人の忠告や励ましを受け、緊張感を持ちながら「もっとよくするには何が足りないのか。何を伸ばせばよいのか」の試行錯誤が必要ですね。
何でも受け入れていたら「自分の意見はないのか」と見識を疑われますし、「何でも反対」を繰り返せば「やる気があるのか」と愛想を尽かされ相手にされなくなります。
昨日の衆院補選で自民が2勝した結果を受けて、早くも民主党の今後の党運営を心配する声が上がっています。この程度で心配される政党に政権与党になる資質があるのでしょうか。誠に情けない。
今回の北朝鮮問題や中川政調会長の核保有発言問題など、民主党の方の「けしからん」という感情的で提案がない発言内容よりも、反対するにしても「今後どう考えるべきか」の建設的な内容を含んだ自民党内の発言内容のほうが好意的に私は受け止めました。
「まずは政権与党になること。来年の参院選に勝つこと」を目標に掲げた民主党は、課題を先送りして何も決められない自民党はいらないと、「現在目の前に山積した問題をどう処理していくのか」を具体的に詰める行動を国民を巻き込んで起こすのが先ではないでしょうか。来年の参院選まで、このまま課題を先送りにするほど日本には余裕はありません。
それが期待できない民主党であれば、今の自民党と何ら変わることはなく、安倍新政権に期待する方がマシ。横槍を入れて騒ぐだけの民主党はいらないということです。
「来年の参院選を勝つためであれば、反安倍自民党の国会議員を結集する」という、理念が感じられない、恥ずかしい目標を掲げる姿は溜息ものです。お願いだから、もっと頼りにできるところを見せてください。しっかりしてください。
それから栗東市の市長に再選された国松さん。「この選挙結果で私への支持が確認できました」と傲慢にならないでください。本当はわかっていると思いますが「もう一度だけチャンスをあげるから、職務を果たしてね」という選挙民の厳しい監視と期待の結果であることを。