明らかに割高なものは売って利益確定するけど・・・!!

 本日の国内株式相場は、先週の海外市場の影響を受けて、日経平均株価で200円安の場面がありましたが、最終的には10855円の127円安で引けました。いわゆる「底堅い」動きだったといえます。買い手側の心理としては、「高値警戒懸念と人は言うけど、ここで売却して、再び安いところでうまく再投資できるほど、株価が急落する場面が期待できるのか」という疑問があり、利益確定のタイミングに躊躇している人が多いのだと思います。
 そのため、明らかに割高なものや短期のさや取りが目的で投資したものは利益確定をしやすいけど、それ以外は「目先の天井を確認してからでも遅くない」と利益確定のタイミングを先に延ばして様子を見ている人もいるでしょう。
 為替相場も同様ですね。「目先どこまでの円高が期待できるのか」。
 「株安・円高」を怖がる人と、それを期待する人の割合はどちらが多いのでしょうか。
 本日日経には「ハイブリッド トヨタ、倍増100万台 11年世界生産 主導権維持狙う」という記事がありました。そろそろ、戦略的に前向きな設備投資需要が表面化しだす時期に入ったように感じます。
いつごろ、コスト削減から成長に目を向けた投資が継続的なものになっていくのか。
もちろん時間をかけてですが、まだら模様の企業業績の回復に市場の期待感が徐々に高まっていく展開に入っていくと私は少し楽観気味に想定しているのですが・・・。