ギリシャ、ポルトガルの財政不安がユーロ全体の不安へと広がっています。大方が予想するように、この事態の収拾には時間がかかるため、この先しばらく相場の低迷・停滞が続くという見方もありますが、私は逆に、早急な解決ができない問題だからこそ、この問題が相場の重石になり続けることはなく、今週、来週ぐらいの期間をかけて、一応の相場のコンセンサスが得られて、二番底の目安、「この程度が下げメドかな」というムードが固まると想定しています。
二月の後半、三月、四月と進むにつれて、いったん不安心理で深く押し込められた相場の反動で、比較して株高・円安を期待している投資家にとっては安心して見ていられる投資環境になるのではないでしょうか。
この1,2週間はいったんの混乱が収拾までの不安定な相場環境を受け止めなければならない、少し辛い時期になる覚悟を持って、春を待ちたいと私は考えています。
今週、京都で話をさせてもらう機会を頂いています。こんな相場環境の中で、お話しをさせてもらうのは私にとって非常にラッキーでワクワクしています。