「何を言ったか」ではなく、「何を行ったか」が問い詰められる時期に!

 支持率が低落傾向にあるのは日本だけではありませんね。期待されたオバマ新政権も厳しい政治状況にあります。オバマ大統領が1月に行った一般教書演説の後、「よかった」というコメントの中に、一般の女性の方が

「今私たちがカレに求めているのは『カレが何を言うか』よりも『カレが何を行ったか』だ」があり、
うまいことを言うなあと私はうなりました。
 現在の市場はまさに、そういう状況・状態ではないでしょうか?
 市場がこんなに大泣きしている状態に、政府・金融当局はどう対応するのか、「言動よりも行動を」と不満が高まっているのだと思います。
そんなときに、相変わらず、当事者意識が足りない無責任な発言があると余計不信感が高まります。
 昨日の海外市場は久々に株高・円安・資源高になりましたが、これはあくまでも下がりすぎた後の反動、自律反発であり、急な転換は期待できないと考えておいたほうが無難だと思います。
 私は投資の予定数量を撃ち尽くしてしまったので(ちょっと慌てすぎたかも知れませんが・・・)、市場の大泣きが収まるまではやるべきことはないので、今週は日頃出来なかったことに時間を使っています。
 今現在も、「もっと割安なところはないのか」と機会を探っているうらやましい人以外は「果報は寝て待て」と、来る暖かい春を期待して、少し違うことを考え、「一休み」を考えてもいいのではないでしょうか。
どんなに急いでも、電車に乗ってしまったら、中で走って先頭まで行っても、そんなに到着する時間が変わるものではありません。
 ただ確実に言えることは、日一日と、市場に対する現実的な対応がなされる日が迫ってきているということです。人は学習します。「あのときよりも暖かくなったね」と思えるようになれば元気が出てきます。