今はまさに「買って忘れる」で臨む時!!

 昨日は、まさに市場はパニック状況に陥りました。一番しっかりしていた、相場の柱になっていた米国市場が急変しました。前日10868ドルだったニューヨークダウ指数は一時1000ドル下げて9869ドルになり、その後350ドルの下げまで戻って10520ドルで引けました。1000ドルの下げ幅もすごいですが、650ドルをその日に戻す歴史的な乱高下となりました。

 3月1.3800の水準にあったユーロ・ドルは、1.3200を割り込み、1.2800を割り込み、昨日はついに1.2520までユーロはドルに対して急落しました。3月に128円台であったユーロ・円は一昨日120円台となり、昨日は更に110円65銭までユーロはドルに対して急落しました。
 ここまでの急落の過程では妥当価値などあったものではなく、「とりあえず売って処分する」といった行動が一斉に発生した結果です。
 こうなると、下げすぎた反動の自律反発は期待できますが、目先の上昇を期待した投機筋の動きは停滞しますので、当面はリスクを取って買いを入れても、元の価値まで戻るには時間がかかると覚悟する必要があると思います。
 しかし逆に言えば、じっくり投資するチャンスがもう一度やってきたことになります。株式も為替も、水準は魅力的になりました。
 株高・円安を唱えていた前川は万年強気で当てにならないとお腹立ちの人もいるかもしれませんが、急落前の水準が今年の高値になってしまったとは今も考えていません。つまり、時間の経過で急落前の水準までの戻りは期待できるし、さらに、その先に天井があると考えれば、時間を味方につけられる個人投資家にとっては、この急落局面はチャンスととらえてみるべきではないかというのが根拠です。
 「BUY&HOLD」(買って長期保有と決め込む)を更に進め
「BUY&FORGET」(買ったあとは忘れる」というスタンスで臨める人であれば
是非前向きに考えて頂きたいと思います。
 記憶にとどめておきたい日だと思います。