「やっぱり」が現実となる日は近い!?

 財政再建の道筋が見えない日本国債の格下げ。

「国内の投資家で95%が消化されている日本国債は安全資産」と政府が言い切るのってどうよ?
という一つの答えが出ました。
 確かにリコール問題で業績に多大な悪影響を受けたのはわかるけど、トヨタはそんなに業績見通しを慎重に見なくてもいいんじゃない?
売り上げを含めて、業績の上方修正を会社側が発表しました。加えて、米国の事故調査会が「トヨタ車で問題になった急加速を引き起こす欠陥と電子制御システムの不具合との関係は発見できなかった」と最終の結果発表が重なり、トヨタ株は寄り付きから値がつかない買い気配となって1年ぶりの水準まで株価が回復しました。
 新興国の成長は確かに疑いのないところだけど、流動性に難がある未成熟な国の株式市場を対象にした株式投信の設定が続いて大丈夫??
 そして、いつ起きてもおかしくないと私が思うのは「何で円がこんなに強いの?」という素朴な疑問の答えです。為替の変動要因として、大きな影響を与えるのは確かに国家の意思だと思います。
「ドル安」を念じる米国と他人事で市場任せで言い訳ばかりの日本なので、必然円高放置となるのは仕方ないことではありますが、それでも、市場金利差の変化は無視できるものではありません。
 円高を支えていた、欧米金利の低下基調が上昇へと変化し、株高環境が当面内外金利差の開きを維持していく環境にあると考えれば、低金利で円安に向かうかも知れない「円」の為替利益確定を急ぐ動きが出て、結果、円安へと修正される場面がいつあってもおかしくないと思います。
 少なくとも、ドル円で言えば、84円台への水準訂正はいつあってもおかしくないと思うのですが・・・。
 「何を根拠にして、当時円はあんなに強かったのだろう?」
この「やはり」が現実になる日がそんなに先になるとは私には思えないのですが・・・。
本当に「円の強さ」が不思議でなりません。