相場が熱いときには相場から一歩引いて、冷静になり「いくらだったら買いたい」のかを考えることにしています。そうすると、現在の株価水準はかなり妥当株価から離れているので、投資スタンスはいつ株価が急落しても対応できるように短期志向で考えています。
3年前、米国国債10年ものの金利が3.5%程度で為替が120円ぐらいでした。私はそのときに米国国債の利回りが5%、為替112円程度だったら投資したいと考えていました。当時としては、この両方の条件をクリアするのはあり得ない水準です。
昨日米国国債10年ものの金利は5.13%、為替は112円台に一時入りました。この水準は私にとって妥当水準です。相場には必ず行き過ぎがあるため、これ以上の金利上昇や円高があるかも知れません。しかし行き過ぎたものはいったん戻り出すと、振り子と同じ原理で妥当水準に戻るのが早く、場合によってはまた行き過ぎる傾向があります。
世間では株価上昇の行方に興味津々ですが、私は今後の米ドル金利と為替の行方に興味津々です。