何を一番大事に考えますか!!

 私は投資で一番大事なことは継続することだと考えています。どんなに途中で大きく儲けたとしても大きな損をしてしまうと継続する気持ちがくじけてしまいます。投資は厄介な代物で、大きく損をした結果を見て、人を恨みに思ったり、または自分を責めたりして、気持ちが大きく落ち込むこともあります。

 やっても、やらなくてもいい投資をあえて「やる」と取り組んだのだから、それが重荷になっては元も子もありません。
やるなら「楽しんでやったらいいじゃん」「大らかにやったらいいじゃん」と、よく言います。
 私は相談者に「私が相談に乗って大きく儲けさせてあげることはできませんが、私が側にいることで、お一人でやるよりも大きく損することから守ってあげることはできる」と申し上げることがあります。
私の経験には「あの時に相談できる人がいれば、あんな痛い目に遭わないですんだのに・・・」と後悔することがたくさんありました。「そういう人間であれたらいいなあ」というのが私の活動の原点です。
 先日、相続に強いと評判の税理士先生の話を聞きました。
相続で依頼される内容には?税金を安くしたい?納税資金を捻出したい?相続を無事に終えたい、の3つがあり、特に大事なのは?であるとのこと。
 いくら税金を安く抑えることができたにしても、いかに納税資金の準備を効率的にできたとしても、いざ相続の時が来た時に相続人同士で争いが起こり、相続手続きが進まない状態になってしまっては全ての関係者にとって不幸になると説明されていました。
 相続手続きを無事に終わらせるには今何をしておくべきか。
その結果、「もっと税金を安くできたのに」とかという効率が二の次になってもいいじゃないということでした。私は全く同感です。
 「いかに儲けるか」「いかに効率的か」よりも「投資と上手につきあって継続していくこと」の方が大事に通じる話だと聞いていました。
 何かと「訴えてやる」的な事案が増えてきそうな世の中になってきて、気持ちが重くなりがちです。大らかな気持ち、ちょっと苦しくなった時にもニッと笑える気持ちの余裕を保つことが今後もっと大事になってくるんだろうと思います。そのためには、身近に相談できる人を作っておきたいものです。