株式相場が下げた理由に困る時!!

本日の日経平均株価は10434円、大方の予想よりも大きく155円下げました。「何故こんなに下げたのか」という説明をするのに株式のコメンテーターは困っているようでした。為替も、商品も、外部環境で昨日と今日とで特筆すべき変わったことが見当たらないからです。 そんな時は、私は単純にこう考える事にしています。「売りが買いよりも多かった」と。投資家で、どうしても買わなければならない人はいませんが、どうしても売らなければならない人はいます。そういう相場観を抜きにして、本日売らなければならなかった人がいたのではないでしょうか?この水準で、確信があって儲かると好んで売る人は少ないのではないかと私は考えるからです。 そういう事情が背景にあるとしたら、本日の動きにあまりとらわれず、冷静になってこれからの海外市場、そして明日以降の展開をじっくり見たほうが良いと思います。動揺するのではなく、動揺して出てくる割安な機会があれば拾うチャンスぐらいの思いで相場に臨みたいところではないでしょうか。