明けましておめでとうございます。やっと年始の挨拶ができるほど、通常の生活スタイルに戻ってきました。昨年は、お酒に飲まれてしまうことが多く、翌日に記憶をつないでいくのに青ざめて一苦労することが多々ありました。今年はお酒をタツなどと出来もしない宣言はしませんが、健康に留意してお酒と上手に付き合っていくことを心がけ生活するつもりです。
為替市場は大方が予想したとおりのスタートで、ドル高・円高スタート、1ユーロ=100円割れ=1.297米ドル、1米ドル=77円程度、1ブラジルレアル=41円=1.87ドル程度となっています。
年末年始に聞いた話しでは、「日本の政治は大丈夫か?」とずっと思ってきましたし、今も思っていますが、それでも、海外の主要国の政治の状況から見ると「まだまし」という評価らしいと聞いて驚きました。今年は主要国の政治トップが軒並み、選び直させる政治の年。先送りして山積した問題を今までのように先送りが許されない状況に政治が追い込まれて、変化・変革が否応なく期待される年です。
多くの相場の値動きは振れ幅が大きなボックス相場になると私は想定しています。おそらく2011年後半に見られたような値動きが小さい状態が2012年になっても長く続くようには思えません。不安定な中で、確かなものを求めてお金が集中していくのだと思います。個人的には、リスクマネーは消去法の選択で米国株式が注目されて安定感を増していき、そこから、こぼれた資金が徐々に他のリスク対象に滑り込んでいく展開が比較的2012年がハッピーに向かう流れだと考えています。
逆に米国株式が活況となり注目される展開が来ないとしたら、リスクマネーの投資成果は引き続き期待できず、「国債のままで良いのか」とおびえながらシュリンクしている状態から抜け出ることは困難だと覚悟しなければなりません。しかし世の中の趨勢として、「雇用を確保し、増やすためには緊縮財政はもちろん大事だけど成長の道筋を示すことの方が大事」と成長エンジンに対する期待が高まっているので、長続きするかはムード次第ですが、「この機会にみんなでハッピーになろう。景気を良くしていこう」というムードを後押しする規制の緩和など政策転換が出てくるはずだと私は思います。
「割安だと確信が持てないときは様子見る」、「割安な場面での投資はいつか報われる」を念頭に置いて、2012年をまずまずの年にしたいと思います。