投資に矢を打ち込む政治リスク!!

 パナソニックが不採算部門から撤退し体質を改善して成長戦略の推進にこぎつけようとしています。企業も個人も、生活を立て直すために、無駄を切り、贅沢をあきらめて、売り上げをどうしたら伸ばせるかの種を見つける努力をしてきました。トヨタみたいに今元気な企業は、金融危機後、とんでもない円高の逆境の中で売り上げが伸びなくても利益を残す、伸ばす努力をしてきた結果です。


 やっとやっと投資環境も、アベノミクス相場の期待先行相場から実需を背景にした新たなステージに入って行けそうなところまでやってきました。普通に何事もなければ、おそらく年末年始は5月以降もみ合ってきた相場から抜け出して、株高・円安の期待が高まり、高揚感を持った相場展開になっていくのだと思います。


 そこで気になるのは政治リスクです。決められることさえ決めない政治、景気を二の次にした独りよがり政治。「何故、今、それ」ということが内外共に目立ってきたのが気になります。


 成長戦略を進める矢のはずが、投資の芽を打ち抜こうとしています。

再び、「どうか、政治は期待の邪魔をしないで欲しい」と願う日が続くようになりました。