相場が本物になるかはシェールガス革命の行方次第!!

 いよいよ株式相場も為替相場も走り出しそうな気配となりました。日経平均は15000円、ドルは100円の大台を固めて、日経平均株価は16500円、ドルは110円を意識したドル高への構えを見せています。


 これまで確かだと思っていたモノが、「今後は大丈夫?」と不安になりだしたら、安心できる新たな受け皿を探すのは当たり前の動きだと考えます。明らかに、これまできらめいて見えていた東南アジアには疑問符が立ち、消去法で米国が注目され、そしてさらにその受け皿として日本に注目が集まるのも無理からぬことだと思います。加えて、来年1月から取り扱いが開始されるNISAも走りを早める起爆剤としては十分な役割を果たします。


 「買うから上がる。上がるから買う」を繰り返してきたIPO銘柄のように、需給だけを頼りにした買い方には警戒感が高まってきましたが、IPO銘柄に代わる「買うから上がる。上がるから買う」といった意外高が期待できる銘柄の物色はしばらく続くでしょう。そういう意味では、短期で値上がり益を狙いたい人にとってはワクワクする相場展開になるわけですが、多くの人にとって、高値づかみをしてしまう難しい相場ですから、よりいっそう「確実に勝てる」という確信がなければ深追いをしないほうがいいでしょう。株式投資に慎重な方は、円安が当たり前になる為替相場に移行する前に、多少の円高はあると覚悟した上で外貨投資への検討をお勧めします。


 米国株式高・ドル高へ基調が転換したきっかけを振り返れば、米国のシェールガス革命への期待が高まったからです。今現在は半信半疑ですが、もし本当に期待された通りのシェールガス革命への道をたどっていけば、現在の相場はまだ始まったばかりです。この期待の行方はシェールガス革命次第とも言えます。


 そこで、実際のシェールガス革命の現場がどうなっているかを知りたくて、生活設計塾クルーの定例セミナーで、住友商事でシェールガス革命のスタートから現場で見てきた人の話を聞こうということになりました。現場の生の声を聞ける貴重な機会になると思いますので、興味のある方には是非お勧めです。


内容は

シェール革命と米国経済

講師 株式会社住友商事総合研究所 代表取締役 高井裕之氏

日時 12月2日(月)に2回

    昼の部 14時~16時   夜の部 18時半~20時半

場所 中野サンプラザ 8F研修室

参加費 1000円(税込み)


詳しくは、生活設計塾クルーのホームページをご覧ください。


 シェールガスの話はよく耳に入るけど、なんだかわからないですよね。百聞は一見にしかず。現場でやってきた人の話を聞く機会はあまりありませんよ。