天井をつけた後、底をつけた後の私の心がけ!!

 個人的には、株式相場は天井をつけて、高値を再び更新する日はしばらくないと考えていますし、ドル安は底を打ち、ドル安を心配する展開になる日はしばらくないと考えます。


 いわゆる株安のトレンドに入ると、なかなか高値のハッピーな思い出を引きずり売却するのに躊躇しますし、ドル高円安トレンドに入ると、ドル高円安のトレンドに入ったと自分でも感じているのに、その中でもドル安・円高で買えないかと様子を見てしまいます。


 そして「やっぱりあの時に・・・・」と売っておかなかったこと、買っておかなかったことを後悔し、投資に対する歯車を狂わしてしまい、大きな落とし穴に自ら飛び込みやすくなるのが常です。


 私もなんべんも同じ後悔を繰り返してきました。そこで私が心がけているのは、「腹7分目」。


 天井を打ったと思ったら、売却しようと考えていた全体額の7割を早く売却しようと意識して行動します。底を打ったと思ったら、買い付けようと考えていた7割を速やかに買い付けるように意識します。


 こうしておくことで、買いそびれた、売そびれたという後悔を引きずらず、そして、買ったこと、売ったことはしてしまったことなので、その後、もっと安いところがあっても、高いところがあっても仕方ないと何度も自分に言い聞かせます。そして、もし、ここぞというチャンスだと思う頃合いがあれば、残り3割で追撃します。それさえも打ち尽くしてしまった後は、ケセラセラ・・・・なるようになれ・・・と自分の感覚を信じ、寝て待つことにしています。


 何よりも「わかっていたのに何もできなかった」という後悔は、自分を責めて、非常に気持ちを落ち込ませます。そうなると人の言葉に左右されて、本来冷静だったら行わないだろう無謀な投資、投機に走ってしまうことが往々にしてあるので、これは避けなければなりません。


 これは何度も痛い目に遭った経験から得た私の知恵です。みなさんも「同じ間違いを繰り返さない」ために何に注意したらよいかを意識してください。ますます投資環境は難しい局面に入ってきました。