マグロの乱獲で日本の漁獲量が制限されたかと思うと、ロシアは活きカニを輸出しないと言い出し、本日は2009年から欧州産のウナギ稚魚(シラス)を守るために欧州連合(EU)は漁獲規制を導入するとの報道あり。
我が家では何が何でもマグロというものはいないので、あんまり高くなるようであれば違う魚を求めるので問題はない。カニはそもそも活きカニにありつけること自体が少ないから、これもそんなに問題なし。だけどウナギの蒲焼きを諦めるのは忍びない思いである。つい最近まで、うちの子供たちは「蛇みたいで嫌い」と外人さんのように食べず嫌いだったのが、好きに変わってしまった。あなどりがたし。どこかで味を覚えたらしい。元々重もの、丼ものが大好きな私としては、今後も重要な食材がひとつ、ひとつ減っていくかもしれない状況を危惧しています。天然にこだわりたいけど、養殖技術を高めてもらって、日本人の食を守ってもらいたい。農林水産事業ほど、日本人にとって差し迫ったニーズがある産業はないはずなのに、何故盛り上がらないのか。何故衰退していくのか。こんなに農業、漁業の将来にビジネスチャンスを感じている人が多いのに。
何故参入に問題があるかと守ることを優先するほどの時間的な猶予はなく、どうしたら参入を許せるのかという解放を前提に議論しなければならない切羽詰まった時期に入っているのではないでしょうか。
このままでは選択の余地が無くなり、農薬まみれのものや、安全未審査で実験体扱いの遺伝子組み換えものを食べざるを得ない状況になりかねません。円安で購買競争力を失いつつある日本の食卓は守られるのでしょうか?こんなことは、年金と同様に以前から懸念されていることですが、やはり大問題になるまで先送りなのでしょうか?赤城農相は期待に応えてくれますか。よろしくお願いします。
ところで米国金利はどの期間も5%水準になってきました。そのため、金利に敏感な米国リートは軟調地合い。米国金利が上昇すると、欧州や日本の金利も上昇。こうなると、新興国株式も軟調。そうした中で出遅れが著しい日本株。新たな投資先を求めるお金がそれでも日本株を通り越して、どこかに行ってしまうとしたら、日本株は相当魅力がないということになるでしょう。個人的には今まで日本株を持ってきた人にとっては、それほど上が期待できるわけではありませんが、良い売り場を提供してくれる上昇地合いに入ると考えています。