いやあ〜、予想はしていたものの2008年の日本株式相場は大幅値下げで15000円を割ってスタートしました。個別の株価を見れば「えーっ、これがこの株価?えっ、これもこんな株価に?」と、バーゲン会場に入って値札にビックリする雰囲気に近いものを感じます。
外人が関心を示さないと、日本には性根の据わった投資家はいないのでしょうか?新春のテレビ見てて、笑えないけど笑ってしまうのは、2008年の相場見通しのコメントで、専門家の話よりも占い師のご託宣の方が重宝されていたことです。今年の相場はやはり、外人投資家、神頼みなのでしょうか?
かく言う私は今年は久々のバリュー投資に徹することができるチャンスの年だと考えています。「買って1年間報われなくても3年後笑えればよい」と割安な水準でコツコツ投資を重ねるゲリラ投資を行います。いつチャンスが訪れるか分かりませんから、草むらに隠れて準備をして、いざというときに出撃です。今年は出撃回数が多くなりそうです。
買ってすぐ値上がりする投資環境は非常に熱があってウキウキしますが、相場の変わり目が早く、判断違いで大きな損をすることがあります。
バリュー投資は、「何故こんな割安なのに株価が下がるんだ」となかなか報われずウツウツすることが多いですが、逆に言えばすぐ値上がりしないので何度でも買いのチャンスが来ます。そして誰もが投資に関心を失いかけていますから売る元気もなく、大きく値下がりするリスクは少なくなります。
大きく、すぐに値上がりする可能性に満ちているけど逆もある。大きく、すぐに値上がりする可能性はあまりないけど、逆にじっくり投資ができる。人それぞれ、投資スタイルに違いがありますので、どちらが正解ということはありません。あなたにとっては前者、それとも後者、もしかして両刀遣い?ですか。
今年もよろしくお願いします。