円高、資源高、構造改革後退・・、企業のせいじゃない!!

 いよいよ日経平均株価は14000円の攻防に入っていきます。個人的には、14000円を大きく割り込むような下への動きがないと、大きな反騰も期待できないと考えています。来週の動きは注目です。
 個別銘柄で見ると、「こんな株価になるのか?」と昨年では想像しなかった株価になっているものも目立ってきました。日本株が売られている、日本株が買われない理由として、「円高がどこまで進むのか?」、「資源高はどこまで続くのか?」、「日本の構造改革の後退に失望した外人の売りはいつまで続くのか?外人は日本株が安くなっても興味が無いのか?」など、日本株を取り巻く環境には読めないことばかりあります。しかし、これらの売り要因は企業の努力不足によるものではありません。
 逆にいえば、為替や資源価格、政治の安定が見えてくれば、売り要因がなくなります。政治の安定はすぐには無理ですが、為替や資源価格は常に上下に変動するものですから、買い材料に変わる可能性もありえるでしょう。
 ここは冷静に、企業の価値を見て、割安であるのか、割高であるのかを日々チェックしていく姿勢が必要だと思います。