昨日、医療の現状を語るということで、医師であり参議院議員の桜井充氏の講演を聞く機会がありました。テレビで与党と野党の「相手の話を受け止めてそれに答える」という当たり前のことができない、子供に見せて大の大人として恥ずかしい議論ともいえない言い合いを見るにつけ、国会が空転して何も決まらないのは仕方ないと私はあきらめていました。しかし、いい話が聞けました。
「医療現場で何が起こっているのか」、短い時間でできるだけ多くの人に理解してもらおうと、丁寧に分かりやすく、相手を見た話をしてくれました。「こんな話なら聞きたい人は多いだろうに」という内容でした。その中でも私が一番興味を持ったのがタイトル。「医療費はコストではなく、良い医療を受けるための投資なんだ」ということです。「がんばっている医療従事者が折れないように、医療費をどのように工面し、どんな風に使ったらよいのか」。
お金を出す側がコストという認識ではなく、投資という認識で受け止められるような使い方をしているのか。ここの解決が大事なことを再認識しました。
これはサービスを提供する側にある人には共通の課題ですね。いただいた手数料はコストではなく、「将来自分のためになる投資なんだ」と思ってもらえるサービスであるか。いい話を聞きました。