本日、生活設計塾クルーのメンバーである目黒政明氏のセミナーがありました。「タイプ別人気投信の研究」。吸い込まれそうなテーマですね。やはり盛況でした。
その中で、目黒氏は「個別の投資信託で何が良いか」の選択よりも「どんな資産配分で投資するか」のほうが重要だと訴えました。私もその通りだと思います。
たとえば「日本株のアクティブ型ファンドの成績が市場平均よりも何%上回ったか、下回ったか」の結果よりも、そもそも現在の投資環境、そして今後の投資環境の中で「日本株に投資するのか、しないのか。するなら、どの程度するべきなのか」という考え方のほうが重要です。
また投資したあとに、「当初期待したリターンに対して、結果はどうなったのか。その結果は想定内だったのか、想定外だったのか」を検証することが大事です。この確認を行うことで、「次回はどういうパフォーマンスが期待できるのか」をイメージする機会を作り出すことになります。
「なんだか知らないけど、今年は儲かった」は「なんだか知らないけど損をした」になりかねません。原因があって結果があるわけですから、「どうして儲かったのか、損したのか」を自分で分からなければ、説明を聞きましょう。もしかしたら、「何でそんな投資を続けていたのか」と不思議がられるような、現在の状況からずれた投資をしているかもしれませんよ。
相場が停滞している今は、自分の持ち物が「今後の投資環境」にあったものであるかを確認するいい機会だと思います。