現在の投資環境は誰が見ても土砂降り、ゲリラ豪雨で、床上浸水で先が見えない状況にあり、人々は口々に「投資どころじゃない。撤収っ・・!撤収っ・・!」と叫びながら、個別の割安・割高などを検討する余裕もなく、売れるものを売っています。したがって、「何故こんなに売られるのか?割安なのに」と理屈を言っても、現金化しなければならない、資金繰りのために売る人には関係ない話。普通なら「これは最後まで取っておきたい」という対象は、今すぐにでも換金できるものとして、先を急いで売られています。もちろん、売れないと思ってあきらめていたものも出来高ができる瞬間があれば、売りたいと待っている人はたくさんいて、値上がりの勢いもポシャッと売りに叩かれて、再び下落基調に。
私はこういう相場だからこそ、値動きがわかりやすくて(シンプル)換金性が高いものに投資対象を絞っています。しかし、そうした投資対象が日に日に下がっているのです。これってチャンスと素直に思います。しかし投資資金にも限りがあるので、全てをすぐに使い終わってしまって寂しい思いもしたくなく、そろり、そろりと拾っていくスタンス。できれば、この相場の底をぜ〜んぶ参加していたい。
相場の格言に「野も山もみな弱気なら、あほうになって買いの種をまけ」というものがあります。
「麦わら帽は冬に買え」というのもあります。
そして最後に
「誰でもよい機会に会わなかった者はいない。ただ、とらえられなかっただけである」。
皆さん。心が折れそうな皆さん。もしかしたら、折れてしまっている皆さん。参加する、しないは別として、投資から少し離れて見るのはいいですが、記憶から消そうとしないでくださいね。ここまで大きな下落局面はそうそう経験できません。しっかり自分のものにして、知恵に代えていきましょうよ。