たしか昨日、大納会後の日経平均株価終値を確認してブログを書いたはずなのですが、消えています。見ることができません。ご覧いただけた方いますか?私は確かに書いていましたよね。
今年は思いもよらないことがたくさんありました。
私はある時、相場水準として、日経平均株価17000円、米ドル117円、国内長期金利1.7%の値を並べたこともあります。そして、ある時は日経平均株価12000円、米ドル112円、国内長期金利1.2%を並べたことがありました。
その後相場は100年に一度と言われる大暴落になりました。ロシア株式は約8割下落、原油価格は147ドルの史上最高値から30ドル半ばまで急落、金価格をプラチナ価格が下回る逆転もありました。外航海運市況の指標バルチック海運指数は最高値から水準が20分の1まで落ち込みました。
資源価格高騰し採掘コストがペイする見込みで開発した大型プロジェクトはどこも青息吐息。下がるはずがない賃料、高まるはずがない都心部オフィスの空室率を前提にした不動産事業の停滞。
そして2008年末の相場水準は日経平均株価が9000円、米ドル90円、国内長期金利1.2%となりました。それぞれ「景気が悪くなるぞ」と先を映した数字です。だからこそ、株安・円高・金利低下に進みました。100年に一度の景気悪化が、1000年に一度、有史以来、先史以前を含めての異常事態にならない限り、現在の状況を受け止めて、ちゃんと生活を継続できているのであれば、今年ほど悪い年はないと、2009年をもっと前向きに希望を持って見てよいと私は思います。
むしろ、「この100年に1度という大暴落後の相場反騰」を実際目にし、経験できることをワクワクしています。もう生きている間には立ち会うことができないわけですから。
今年一年、前川の「割安だ。チャンスだ」という代わり映えのしないメッセージに、「またか」と思いながらも付いてきていただいた皆様に感謝します。もしよろしかったら、来年も変わらず、見に来ていただければ幸いです。来年を楽しみな一年にしましょう。
「夜明け前が一番暗い」、「空が真っ暗だから見える星も多くなる」。