明けましておめでとうございます。今年の正月は本当の寝正月。飲んで食べて、そして寝て。とても不健康に過ごしてしまいました。為替相場も株式相場にも関知せず、のんびり過ごした寝正月でした。
気がついてみると、ニューヨークダウ株価指数は9000ドル台乗せ。海外では日経平均株価指数先物の水準は9300円台乗せと株高。そして米ドルは92円、ユーロは128円、豪ドルは65円と円安が進行しました。
現在の値がこれからの水準のベースなるとは思いませんが、売られすぎた水準からの反発は売りの主体が減ると、いつ起こってもおかしくない証明ではないでしょうか?
本日の日経新聞にあった「2009年 私の見方」によると、主要企業経営者とエコノミストの分析で、ドル円相場は円高で85円、円安が105円が上限下限、日経平均株価は下が6500円、上が13000円でした。
現在はまだ円高・株安トレンドですから、私の場合はこういうときは円高・株安の予測数字よりも、逆に「円安になるとしたら」、「株高になるとしたら」の数字を人はどの程度で見ているのかに注目します。
したがって、ドル円相場で言えば100円を超える円安になると、これまでの円高トレンドの見方が揺れ始め、円安を唱える人が増え、105円を超えるドル円でドルは円に対して割高の水準に入ってくる。そして105円までの円安であれば、いつあってもおかしくない水準だと想定します。
同様に、日経平均株価は1万円は株高の壁ではあるけど、これを抜けると12000円はありえるという市場雰囲気が広がり、株高トレンドを期待する向きが増える。そして12000円を超えると割高という見方も増え、逆に13000円だ、14000円だと強気な人も増える。時間をかければ、12000円程度の戻りは何度もあると想定しています。
資源価格の動向に注目しています。原油価格の40ドルをはじめ、資源価格・食料品価格は暴落した水準に我々は慣れてしまい、まだまだ下がりそうな見方もあります。この水準がいつまで続くかはもちろんわかりませんが、いずれ再び上昇トレンドに転じる前提で準備をしておくべきだと思います。現在の水準は上がり過ぎた反動でたまたま今享受しているだけで、いずれは妥当価格を目指すはずです。
これから資源価格・食料品価格が妥当価格を模索する展開になる前に、再び円安・株高に転じる前に、何かすべきことはないかをじっくり考え、今年を良い年にしていきたいと思います。