来週は長野、松本で、投資信託などの金融商品を窓口で販売している人に向けてのセミナーに行ってきます。傷ついたお客様、こんなときだからこそ投資相談に来られたお客様の役に立ちたいと考えている担当者に役立つ話ができればいいなあと思っています。
今回初めて話をさせていただく先ですが、以前話をした方からは、非常に熱心な担当者が多い印象だったと聞いていて楽しみにしています。それは投資信託の販売が順調だった時代の話ですから、今はどんな状況なのかを確認したいと思っています。
「金融機関の窓口は当てにならない」という状況よりも、「相談できる窓口が近くにあって良かった」という状況の方が投資家にとって助かる話ですし、窓口の担当者にとっても「頼られる存在であった」方がやりがいがあって、覇気のある仕事ぶりにつながるはずです。
前向きに、大らかに投資に取り組みたいと考える投資家と、それに応えようとする金融機関の窓口担当者が出会えれば、お互いが救われる関係になれるのですが。
本当に「金融機関の窓口は当てにできない」ところが多いのでしょうか?私は「どんな風に投資家と接していったらよいか」と自信をなくしている人が多くなっているように思います。
「何か良いものはないか」という相手に委ねるのではなく、投資家が窓口に「こうしてもらいたい」と伝えれば、いい働きをしてくれる窓口の担当者は案外多いように思います。
「自分の売りたいものを売る」金融機関の姿勢は、後ほど「販売の説明責任」が問われて、金融機関の立場を悪くする結果にしかなりません。自分で投資判断できる投資家、スマートインベスターを増やして、その投資家から選んでもらえる金融機関になることを目指す道だと思います。
「そんな投資家のニーズに応えられる担当者になりたい」という人に出会える機会になればと願っています。