注目されていた米銀行19行のストレステストの結果を日本時間で明日8日朝6時に発表すると米政府が発表しました。個人的な興味としては、ここまでくると、内容はともかく、このイベントを機会に、株式相場、為替相場がどう反応するか、相場のムードがどこに流れるのかにあります。
これまで円安・株高に振れてきましたが、さらに進行するのか、それとも、当面の転換点として基調がいったん変わるのか。
私はこれまでの急落・暴落の過程が理屈ではなくムードに先導されて下げた相場であったように、現在ある相場もムードに先導された上げ相場だと考えています。したがって、理屈で「こうあるべきではない」という見方は参考にならず、振り返って「あのときが天井だった」という形になると想定しています。したがって、理屈でコメントしていた人が「本来はこんなに上がるはずがないのに・・。やっぱりムードには勝てないのかなあ・・」と白旗を揚げる段階にならないと収まらないように思います。
最近、新型インフルエンザのように、白旗を揚げる人の数が増えてきました。そういう意味では、これから新規投資を考えている人は、いつでも退却できるように慎重に対処した方が良いと思います。しかし、これまで株式投資や外貨投資でリスクを取ってきた人にとっては久々にリスクが報われる機会です。
「果報は寝て待て」。今後さらに、株高・円安が進むかどうかは、新規に「少しだけ投資してみようかな」という人の広がりがどの程度出てくるか。直接投資をしなくても、投資信託などを通じて、間接的に参加しだした投資家の数が増えているように思います。
だけど欲張ってダメですよ。「どんなタイミングでも、何に投資しても儲かる」ような相場になるのは、まだまだ先ですから。「利食い千人力」。必ず今回の相場上昇では、「上がったら売ろう」と考えていたものは売って形にしましょうね。グッドラック!!