米国株式市場は、米銀行の資本不足の対処は可能という観測から大幅続伸し、日経平均株価先物の水準は9450円まで上昇しました。実際、5月7日の日本市場が明けてみないと、どんなムードで始まるかは定かではありませんが、日経平均株価9000円台を大きく抜けて、しかも日本市場の引け値と比べて、400〜500円も上で海外市場から戻ってくれば、「とりあえずの新規買い」、「やむをえず、売りの手じまい買い」で買い方有利の展開になります。
その後、その動きがどの程度持続するかは相場次第ではありますが、この4月からの一連の売り買いは、「買い方の勝利」になりそうですね。加えて、最近の新規設定の投資信託にお金が入り始めている動きは相場の下を支える買い材料でもあります。
ただどんなに株価が上昇しても限界があります。ほとんどの人が投資した水準まで今回の株価上昇で戻ることはありえません。それを踏まえて、今後どうしていくか、それとも流れに任せていくのかを、整理していきたいと思います。