実需を無視した価格の上昇には限界がある!!

 ニューヨーク株式は再び1万ドルの大台割れ。1万ドルの大台に乗せてから10日間ほど、1万ドルを境に行ったり来たりのもみ合いが続いています。

 本日の日経には、石油元売り会社が石油製品の卸価格の決め方に「市場連動制」を導入して1年が経ったという記事があり、最近では原油調達コストであるドバイ原油の円換算値は上昇しているけど、店頭ガソリン価格は極度の需要不振が続き、上昇力が鈍いとありました。
 ドバイ原油の上昇している姿が正しく、日本の特殊な事情によるものなのか、それとも、やはりドバイ原油の上昇が実需よりも投資需要が押し上げているものなのか。鉄も化学素材も新興国の生産能力が高まっていて、価格のダンピング競争が懸念されているという話も以前から聞こえています。
 「今後将来、資源需要が逼迫していくのは必至」という話はわからないではありませんが、「今はどうなの?」を知りたいですね。人が余り、製品が余り・・・。なのに、価格は上がる?
なーんでかっ??  って感じです。
あるべき価値を模索していく時期は近いと思います。