欧米市場が軟調で戻ってきた割には日本株の下げは限定的で、個別銘柄を見ると、むしろしっかりしているものが目立つ様子です。
私はこのブログで書いておりますように、今回の下げのきっかけがオバマ米大統領の金融規制法案であり、今後の展開に対する注目が必要な課題であることで、すぐさま悪材料と決めつける段階でないこと、世界同時株安・資源価格安・円高進行は利益確定のタイミングに迷っていた人の手じまいが一時期に集中した結果だと現在は理解しています。したがって、長期的な基調判断ではなく、短期的な基調判断の結果だとすれば、今回の下げの影響は長続きするようには考えていません。むしろ今回の下げ、調整により、目先の天井をつけるまでの上昇基調の期間を引き延ばす機会になったように感じています。
リスク要因としては、為替相場の行方です。個人的には、さらに円高が進むのびしろは余りないと考えています。もし再び2番底の底割れという話しになれば現在のシナリオを変更しなければなりませんが・・・。後1週間も経てば、大勢は固まるでしょう。
ここは冷静に対処することが大事だと思います。一休み、一休み。