こんな環境でどんな金融商品を勧めてくるのか??

 現在のような、多くの人が含み損を抱えて、しかも先が見通しづらい環境では、どんなやり手の営業マンでも販売に苦戦を強いられているでしょう。
ほとんどの人が「そんな気分になれない」とか、「もう少し相場が落ち着いてからでないと」とか。
 しかし、それでも、金融商品を販売して手数料を稼がなければならない人はあきらめるわけにはいかず、現在の環境を受け止めた上で、「どんな金融商品なら売れるのか」、「どんな切り口だったら、投資家の興味を引ける内容になるのか」を一生懸命考えることになります。
 相場の良いときは投資家は買う気で迷っているわけですから営業マンの言葉の勢いで販売が進みますが、躊躇している投資家の目を開かせて買う気にさせるには、相当、丁寧に納得性のある内容が必要です。
 こういったときに、「あー、そういう投資の視点があったのか」という投資のヒントが、その中に見つかったりします。時間と気持ちに余裕のある方は、こういうときに、あえて案内してくる金融商品があれば耳を傾けて聞く価値があると思います。
 もし、聞いた上で、わざわざ聞く価値のない話しだったという内容であれば、その担当者はただ会社で売らなければならないものを流しているだけの普通の営業マン。そんなに、当てにできる人でない可能性が高いです。
「この人の話は興味深い」という話しが聞けたなら、その商品を買うか、買わないかは別として、頼りになる営業マンであるかも知れません。
 こんな時期に、一生懸命、投資家の掘り起こしをする人は、とびきり有能な人か、それとも、ノルマで動いているだけの人か、でしょう。
知恵のある話しは、こんな環境だからこそ、聞くことができます。お試しの価値はあると思います。