「円高・追加金融対策どこまで本気なの?」と急かされて・・??

 市場は「あんな立派なこと言っちゃって本気なの?どこまでやる気なの?」と、すぐに次の手を打つでもなしの政府・日銀をいたぶるように、ジリジリとした円高・株安を「まだ?」「まだ?」と突きつけてきます。
政府・日銀は泰然自若??ならいいんだけど、「大丈夫?」とつい聞きたくなるぐらい、国民にさえも頭の中がわからない。よもや、この段階で「どうしようか」と対応を模索中ということはないと思いますが・・・。
 いずれにして、リスクマネーは通貨が安定するまでは、どの資産に置いた方が効率が良いかの判断が出来ず身動きが取れない状態です。政府・日銀は後手に回るのは仕方ないとして、まず対策を打ち、そして打ち、矢継ぎ早の対応で、市場に安心感を取り戻すための行動が求められます。
「こんなことやって、こんなふうになったらどうしよう?」と逡巡して手が打てていないのは最悪。
こんなことやった。そしたらこんな反応があったから、こんなことをやってみよう。
 誰もが経験して克服していないことをやるのだから勝利の方程式はなく、まず「良かれ」と思うことを役割を任された人が行動を起こす、走りながら考えていくしかないのだと思います。
 いったん走り出せば、やるしかなく、危機感が新しい知恵を授けてくれるでしょう。
 本日も話をしていて確信しました。我々日本人は円高の機会を活かして、円安に振れたらプラスを享受できる仕掛けを今しておくべきです。そういう意味では、政府・日銀は積極的に円が欲しい人には円をばらまき、外貨資産を代わりに確保しても良い時期だと思います。