本当に同感します、本日日経のコラム「一目均衡」の内容!!

 どうしてこんなにも市場が混乱する結果になってしまったのか?ついこの間までは、インフレを警戒するほど景況感が高まっていたのに、現在は「世界同時不況へ突入か」という見方が出るぐらいの急反転。本日、日経の「一目均衡」の内容にひどく同感します。「弱い政治の重いツケ」。まさしく、政治の不始末、人災だと思います。結果、米国が大枚はたいて実行した「QE2」効果を全て吐き出させてしまい、景気、相場の気を完全に冷え込ませてしまった。

 S&Pの言うこと、もっともです。「(債務をめぐる)政治の駆け引きは、政策立案の実効性や安定性、予見可能性が弱まっていることを示す」とS&Pは米国の財政悪化というより、財政再建をになう政治の頼りなさをペケとしました。
 昨日のオバマ大統領の米国国債格付けの引き下げを受けた緊急声明の内容を聞いたときには「あー、米国もか」とがっかりさせられました。こんなに注目された会見で「格付け会社がなんといっても米国はトリプルA国家であり続ける」と言った。わざわざの場を設定して、これかよ。
誰を意識したコメントなのでしょうか?その声明にどんな意味を込めたのでしょうか?
 夜中にニューヨークダウ指数が500ドル下がっているのを確認し、160ドルまで戻ってきたのを確認し、これで少しは落ち着くかなあと眠りにつき、起きて終値を確認すると634ドル安の10809ドルでした。
あの発言を聞けば、そりゃ、売るよと思った次第です。
 この暴落を後になんて名付けるのか、分かりませんせんが、政治危機??
この危機が人災であるなら、今後も繰り返される可能性がありますし、学習して、今後しばらくは同じ失敗をしない期待も出来ます。ここは是非学習してもらいたいと願います。
 本日はいろいろな方から、心配されてお尋ねがありました。
私はこのように答えました。
 ?円が今後も最強通貨として君臨し続け、当面、円の独歩高を確信している人
 ?日本経済、日本企業の将来はもはやなく、消え入るのみ。再び、活気を取り戻すことは考えられない人
 ?世界の景気は同時に落ち込んでいき、沈み込んで、全く期待が持てない人
 でない限りは、すぐに報われることを期待せず、「うわー、期待していた水準まで円高・株安になってきた。どんな取り組みをしたらいいのだろうか」と検討してこのときを過ごしておかないと後悔するかも知れませんよ。