日本株式が久々に割安になるとき!!

阿部新政権は小泉政権の後を引き継ぎ、改革を更に推進していけるのか、それともかつての既得権益を守ろうとする勢力に骨抜きされ短命政権で終わってしまうのか。新政権に対する期待が余りに大きすぎるため、船出の前に「おそらく難しいだろう」と応援しようとする人の気持ちが弱くなっているような感じがします。それぐらい、一部の人のための権益を守ろうとする意見が目立つようになってきました。
 日経平均も15000円台半ばで推移し、世界同時株高の中で一人取り残された感じです。私は今年に入ってから日本株式への投資は「勝てると思ったときだけに参加する」というスタンスを取り、16000円台での投資には慎重でした。しかし日本株への投資自体を否定しているのではなく、割安な水準になれば選択肢として当然考えます。
しかも、これまで割安で推移してきた米10年国債利回りが4.6%割れまで低下してくれば、株式投資の割安水準は検討の余地があると考えています。
 これから組閣メンバーが決まり、所信表明が行われ、しばらくは阿部首相、およびメンバーのコメントに市場は動揺することが多くなるでしょう。市場は今神経質になっていますから、どちらかというと、株価が急落する場面のほうが多くなるかもしれません。そのときを「勝てると確信が持てる」年内最後の買い場として期待しています。ただし狙い目は業績重視の割安株、ただ大きく下げたという株のリバウンドには興味ありません。