投資は継続してこそ、成果が期待できるものだと私は考えています。したがって、投資をあきらめてしまうことにならない工夫、付き合い方が必要になります。
投資をあきらめてしまうきっかけとして一番多いのは、投資の継続を断念するほどの大きな損をしてしまうことです。私はこれまで何度も、何度も、投資の継続を断念するほどの大きな損をしてきましたし、している人を見てきました。
それでも、現在まで投資を続けてこれたのは、その時、その時のどん底まで突き落とされた状況を受け止めて、「こういう風に考えたら、前に進める」という気持ちの転換を図る術を身につけてきたからだと自負しています。
同じ投資環境で、同じように痛い目に遭っているわけです。また、同じようにいい目にも遭っているはずなのに、喜怒哀楽の度合いが、人それぞれで異なることは珍しくありません。
相場の悪い時こそ、人がやらない時こそ、チャンスが転がっていると考える人がいれば、「下手な考え休むに似たり」と動かないことを決め、一休みする人もいます。
誰が正解というわけではなく、自分がどう納得するかのケジメをつけておくことが大事です。
一休みは投資の継続をあきらめる行為とは違います。常に、やる気満々で戦い続ければ、無理をして大負けすることだってあり得ます。
今は勝てると思った時だけ勢いよく突っ込み、予定通りの成果を上げたら欲張らず撤退する、ゲリラ的な投資スタイルが、この投資環境には合っているのではないかと思います。