日経平均株価13000円、米ドル100円が新しい発射台に!!

 今週の18日木曜日からG20が開催されます。新興国から日本の円安誘導に対してけん制が入るのではないかと為替市場の先行きに関心が高まっています。

 前回の黒田新日銀チームは初めての政策決定会合で市場関係者を巻き込み、株高・円安への期待をさらに高める成果を上げました。今回は、日本の円安進行を素直に喜べない参加者に対して、賛意を期待しないまでも、「今の段階で露骨なけん制はできず、様子を見るしかない」という黙認をもらえるかがポイントだと思います。

 個人的には、今回のG20は無難に乗り越えられるものと期待しています。新興国にとって、これまで大した役割を果たせないできた日本経済が元気づくことによって、自国への経済恩恵を図るきっかけの芽をこの段階でつぶすのは得策ではないという考え方があるはずだからです。

 消極的な黙認。ここを無難に乗り切れば4月相場から5月相場へと切れ間無く、日経平均株価の13000円、米ドル100円を新しい発射台として円安・株高相場の新しいスタートが始まるのではないでしょうか。