「どうにかならないかなあ?」というボヤキが聞こえる投資環境!!

 宴が終わってしまったかのようにムードが沈み込む相場展開が続いていますね。

個別に、ひとつひとつを丹念に見ていけば割安の水準にある対象も出ては来ましたが、そういう対象に限って、値が打たれてジリッジリッと下値を切り下げて、我慢しきれずに投げ売りが出ているものが多そうです。


 「どうにかならないかなあ?きっかけがないとあがんないじゃないか」


 もう私の気持ちはとうの昔から梅雨に入っている・・・


 ここは、「いつか上がるときは来る」と開き直って、この割安になったところを拾おうと考えている人でなければ、「これぐらいになったら売ってやる」という自分が納得して売却できる水準をもう一度設定し直して、売却してハッピーになるイメージを描いてみましょう。


「あー、今日も上がらなかった」とため息、ぼやくよりも、「今日はまだ売らなくていい水準なんだ。もう少しまとう。1ヶ月ぐらいたったら売れるかな。どうかな」と楽しみに思える待ち方をしたいものです。


 水準が安くなればいずれ上がります。大きく下げがきつければ、逆に大きく値上がりする期待だってできます。楽しみは先にあった方が楽しみに思う時間が多く持てます。

 ただし、持っているものが「じっと待てば妥当な価値に戻る」と自分で確信が持てるものかが肝心なところです。その確信がないものは、欲張らず処分する方向で考えたほうがいいでしょう。