相場を当てようとするからストレスになる

昨日米ドル為替がNY市場では一時114.25円まで急落し、現在114円半ばで推移しています。昨年12月の121.38円、今年2月の119.39円の高値から大幅に円高に振れました。昨年末の専門家による2006年度為替予想では、「137円程度の円安になる」「100円程度の円高になる」と見方はまちまち。プロの週間予想を一度参考に見てください。現在だったら112円〜117円という予想が多いのではないでしょうか。こんなに広い幅では素人でも言えると腹を立てる人もいらっしゃるのではないでしょうか。
為替相場にはしょっちゅう裏切られます。そういうものなんです。為替相場を当てようと無駄なストレスを貯めるよりも、いかに付き合うかということを私は考えています。私は経験から米ドルは122円を中心として、5円刻みの上下で動くものと考えています。たとえば現在119円だとすれば、122円より円高に振れているわけですから、122円から5円円高の117円まではありえる過程だと考えます。114円であれば、117円から5円円高の112円までありえると考えます。そして再び117円を超えて円安になれば122円までの円安があると考えるわけです。
ここで大事なことは、「112円までの円高があるとしたら、自分はその間どうしようか」をあらかじめ考えて準備をしておくことです。為替の流れに逆らうのを止め、身を任せると楽になれます。