米国国債なんて危なくて買えない!!

このブログを通して、米国国債10年物の5%以上の金利水準とドル為替112円以上の円高水準を両方手にすることができる現在の環境は、外債投資のチャンスだとお伝えしています。
昨年の6月3.8%であった金利はほぼ一本調子に上昇し、現在5.1%程度。専門家には7%程度まで上昇するという見方もあります。
この先まだ金利が上昇するなら、もう少し様子を見てもっと高くなったら購入しようと考えるのが普通です。これまで買っていた投資家が買いを見送り、株高を受け債券を売る人が増えれば、買いニーズが売りニーズに変わるわけですから、米国債の金利は上昇し、海外投資家の買いを見送り、さらに売りに転じればドル安につながります。
ここにきて、中東株式、東南アジア株式など新興国株の急落、国内新興株式の調整、国際商品相場の乱高下など、市場の不安心理は高まっています。しかし運用しなければならない資金はじゃぶついています。このお金はどこに流れるのでしょうか。こうした不安な状態が続けば、お金はリスクを恐れる性格に変わります。
信用リスクを恐れた資金の受け皿として、危ないと言われる米国国債を外して、他にどんな対象があるのでしょうか。米国国債がもし受け皿として認知され、買う人が増えれば金利は下がるでしょう。海外投資家が国債を買えばドル安も止まるでしょう。こうして金利低下やドル高傾向が表れると、外債投資に拍車がかかる可能性が出てきます。
今が転換期なのかもしれませんし、3ヶ月後かもしれませんし、1年後かもしれません。その時期は誰にもわからないことですが、私はその日が近づいていることにワクワクしています。