ここは雨露で凌ぎ、次の新たな飛躍の時を待つ。良いところで買おうなんて無理だし、売ろうなんて無理。だけどじっと続けていれば、良いところがどこだったかを振り返って確認できます。「あの時が安値だったのかな。もうそろそろ真剣に投資しても大丈夫かな」。
気がついたら安かったとか、気がついたら高かったとか、気付いたところから慌てて投資を始めると判断ミスを起こしがち。株式の値上がりが今すぐ無くても頑張れるぐらいの配当利回りの水準になってきた優良株が出始めています。ここは雨露で凌いで、「値がり益が期待できる相場」をじっくり待つ方法をお勧めしたいと思います。
業績の良さが背景にある企業でも、今後株価は下げ続けるかも知れません。しかし株価が下がったから、配当を減配されるわけではありません。株価が下がれば下がるほど、配当が楽しみな株式になります。企業業績に心配のないところを選んで、追加投資を楽しむのはいかがでしょうか。
甘露、甘露。株価下がったおかげの配当利回りアップ。「買ってもすぐ値上がりする相場環境ではないけど、配当利回りでも株式が買える水準だな」と思って、コツコツ投資した2003年の時期を思い出します。