なんとなく、緊張が途切れがちではないですか??

 株式相場についてはすぐに買わないと株価が急騰して後悔したり、為替相場についてはすぐに買わないと円の独歩安が進行して後悔したりするような状況には現在ないので、投資をしようと思っている人にとっては、なんとなく緊張が途切れがちではないでしょうか。自動車運転で言えば居眠りをしそうな状態。ここは深呼吸をして新鮮な空気を吸って、脳をすっきりさせましょう。
 本日、日経平均株価は15000円割れ目前。米ドルは109円台、ユーロは160円台、豪ドルは96円台。今年の春先や、たとえばサブプライム問題で揺れ始めた夏ごろであっても、この水準を想像した人は少なかったのではないでしょうか。逆に「高いなあ、割高なあ」と思いながら、「日経平均株価の17500円は押し目買い」とか、「円の独歩安に死角なし。120円のドルは押し目買い」とか、追加投資した人も多かったのではないでしょうか。あの頃は「今買うべきかどうか」と悩む人がたくさんいましたね。打って変わって現在。株式情報番組のコメンテーターでさえ、「売っていいのか、買っていいのか」と不景気顔になっています。みんなが関心が薄くなって「酸欠?」状態になっている今、割安に放置されている投資対象があるはずです。中長期で考える投資家さんは、同じように眠気に引き込まれずに、関心だけは持っていましょう。別に動かなくてもいいんです。
 
 今日、明日どうなるではなくて、「年末は?」、「2月頃は?」、「春頃は?」と、徐々に先の相場について、どんなふうになっているのか想像してみてください。今より上がっているのか。それとも下がっているのか。そうそう、ゴールデンウィークが過ぎると8月の北京五輪は目の前ですね。
北京五輪前に暴落があるとか、北京五輪までの相場は堅調推移だとか、いろいろな話がありますねえ。当たり、はずれは別にして、目の前のことから、先に目を移すことで、脳が刺激されて居眠り運転を避けることができるのではないでしょうか。
 サブプライム問題で世紀末を迎えるわけではありません。相場は上がったり下がったりするものです。またワクワクするような展開はいずれ訪れます。そのための準備期間として、こんな相場つきもなくては身が持ちません。