本日は新潟にセミナー講師で呼ばれ、役目を果たして帰る車中にいます。私の話は通常2時間で、どたばたと話して、ほとんど質問時間が取れないのが普通ですが、今回は3時間頂いたので、伝えたいことはすべて話すことができて本人は満足しているのですが、最後の10分を残して質問タイムにしたにもかかわらず、質問がなかったのは残念でした。
話の内容は、「この時点からの株式投資は、値上がりしたところで売って利益を確定できると自信がある人は参加してもいいですが、長期投資で考えている人は慎重に考えましょう。いいところで売却できず何年も持つことになるかも知れません。株式投資よりも外債など確実に元本が増える投資対象でこの場をしのいで、株式が割安になる時代に備えたらいかがでしょう」でした。
セミナーが引けた後、つかつかとよって来られた参加者から「きっと相場の先行きはわからないと答えられるでしょうけど、今後はどうですか?」という質問を受けました。私の答えは「現在の株価水準は、昨年の秋の水準まで戻りました。まだバブルの灯は消えていません。いくらまで上がるかは、来週以降いくらまで下がるかできまるでしょうが、玉石混淆で株価が下げている現在の状況は「玉」の株を拾うチャンスで、年内17000円以上の戻りは今でもあるとみています。ただし、もし投資している銘柄が石であれば、見切る勇気が必要でしょう。これだけ下がると、業績の裏付けがある割安になった株が注目され、買われる背景が値動きの軽さしかない銘柄はこれからも売られるでしょう。あなたのお持ちの銘柄はどうですか?」。その方は「応援したい銘柄を買いましたので大丈夫です」と答えてくれました。