このブログを書き始めて、2年3ヶ月。「一度書いたものを読み返してみたい」と思っていました。そして、この休みを使って読み返してみました。振り返ってみて思いましたが、やはり冷静なときに「割高だ」とか「割安だ」とか、感じ取ったものは、大きく外していないことがわかりました。
もちろん相場に行き過ぎはつきものですから、更に上昇することや、更に下落することにはなるのですが、割安だと思った水準には、その後下げた後には戻ってきますし、割高だと思った水準には上昇した後戻ってきます。
今私の中で明らかに割安なのは日本株で、明らかに割高なのは米国金利です。13000円の日経平均株価の水準で、さらにその中で売り込まれた割安な銘柄に投資することに躊躇はいらないと思いますし、米国金利の10年利回り4%の水準で金利を固定する妙味を感じません。
株式の専門家は現在の水準を問われると「場合によっては再び12000円割れも・・」と答えますが、我々投資家が感心があるのは「12000円割れがあるのか、ないのか」という株価の一時点の話ではなく、現在の13000円は中長期の視点で投資妙味がある水準であるか、です。
そのために、「下値をどこまで見たらよいのか。正常な相場に戻ったら、どこまでの上昇が見込めるのか。そして下げ相場は最悪いつまで続くのか」という投資を決断する際に必要な情報を求めたいのです。
天気予報のお姉さんのように、「本日は雨の心配はありませんが、万一のために傘は用意しておいてください」というコメントを、専門家に求めているわけではありません。「専門家の言うことはいつも、高くなってから買え、安くなってから何故売っていないだ。当てにならない」という見方もあります。私もそうだと思います(笑い!!)。
したがって、専門家の意見は参考と割り切るまで。その人たちの「買いサイン」、「売りサイン」が出るのを待って投資するのはやめましょう。自分の「割高になっている、割安になっている」という感覚を大事にしてください。