相場水準は春先の水準に行って来いとなりました。上がったものは下がり、下がったものは上がり。3月17日の相場急変時につけた為替の円高水準、日本株式の水準が大底であったことを今回の円高、株安で確認できたように思います。こうして日柄整理ができていき、次は目先の円安の天井、株価の天井を確認するサイクルに入っていくのではないでしょうか。
したがって、今は「今後下値を固めて上昇する相場展開になったときに、自分はどんなスタンスで臨むのか」を決めておく良い時期だと思います。
自分の持ち物を診断して、
「この妥当水準はいくらか。いくら以上になったら売却して利益を固めるのか。原則どんなことがあっても保有するのか。一部は利益を確定して、割合を小さくして対処するのか」とか、
「現在はまだ、もっと割安な場面があると思うから様子を見ているけど、この水準まで割安になれば追加投資の機会を考える」とか、思いを巡らす良い時期です。
いずれも、「いくらで利益を確定しようか」、「いくらだったら割安なものに投資しようか」という前向きな想定なので、元気になれますよね。3月に、このブログで「割安にバンジージャンプ」と書きましたが、相場の底をみなさんは確認したわけです。今こそ、頭を整理して、これからについて前向きに考えましょう。相場の動きばかりに一喜一憂していたら、割安な場面があっても、ただの急落場面にしか見えませんよ。今後を大事にしましょう。こんな相場は、そうそう来ませんから。