日本人は本当に平和ぼけした国民だと思います。おそらく。隣国北朝鮮から核弾頭積載能力があるテポドン2が本日にも日本向けに発射されるかも知れないという状況なのに、遠くの国で起こっているかのように受け止めています。特に私は。
これが米国やロシアに向けられたものだとしたら、米国民やロシア国民も、発射されるまでは、政府任せで他人事なのでしょうか?何か問題が起こったときに、「人はどう考えるのだろう」と「自分が」ではなく、人の意見を確認して安心するやり方でいいのだろうかと考えさせられました。
しかし「自分が」という考え方を行うには、どんな選択肢があるのかということを知らなければ、判断することはできません。国民をいたずらに不安にさせてはならないという配慮かもしれませんが、政府は常日頃から「こういう事態が起こったら、どう対処するか」を国民が想定して動けるように、判断材料を意識して開示すべきだと思います。「国民が賢くなるとやりにくくなる」。下手に隠すと、極端な意見や考え方に振り回されることが多くなります。
テポドン2が怖いのは、投げてみなければどこに球がいくかわからないノーコンピッチャーであることです。「ごめん、ぶつけるつもりはなかった」では、しゃれになりません。