昨日、東京フォーラムで非営利の金の国際機関と共同で、生活設計塾クルーのセミナーが行われました。「本音を語る」ことをメインテーマに置き、3回シリーズの初回でした。
「金(ゴールド)」のセミナーの参加者は独特の雰囲気があり、国も通貨の価値も信じられない、世の中は確実にインフレの時代に入り込んでいくと恐れていて、講師の口から改めて、その警鐘を聞き、むしろ安心したいという人が多いと、当日のスピーカーであり、金の専門家として第一人者である豊島氏から聞きました。豊島氏は、そういうことは言わないので、毎回がっかりした表情を見せる参加者がいるそうです。
参加者から「日本国の借金の状況を考えると国債を購入することに躊躇するが、どうなのだろうか」という質問がやはりありました。金関連のセミナーには必ずこうした「危機」の話が出るそうです。資産を守るためには分散投資が必要です。世界第2位の経済大国日本が破綻することを前提にしたら、他に何を入れられるのでしょうか。「金に集中投資をしなさい」という方がリスクがあると私は考えます。何事もバランスが肝心です。
人の話には、はっとする言葉が見つかります。「余裕資金を投資に回すといいますが、何で余裕があるのに投資に回さなければならないのか」という言葉でした。その通り。
余裕資金をわざわざ投資に回すのだから、楽しまなくちゃもったいないのです。やらなくても良いことを、わざわざ経験することで自分の人生を豊かにできるかもしれないから投資するわけです。「なんとなく」や「やらなくちゃ」投資を始めた多くの人は、投資に振り回され痛い目に遭わなければ、これに気づきません。「何でこんなに毎日振り回されてまで投資をしなければならないのか」と悔やんでいませんか。
ちなみに、次回は7月6日(木)、最終回は7月15日(土)に開催予定です。「生活設計塾クルー」のホームページからも応募できますので、興味を持たれた方はのぞいてみてください。