投資家が息苦しくなる相場が続いています!!

 昨日は「ブラックフライデー」とも呼んでいいぐらい、激しく相場が動きました。日経平均株価は東京市場では8000円を大きく割り込み7649円、海外市場では一時7300円台まで売り込まれました。日本株だけではもちろんなく、世界同時株安、パニック売りでした。原油価格は63ドル、金価格は680ドル台、商品相場も色を消しました。円の独歩高の傾向は更に強まり、一時米ドル90円台、ユーロ113円台、ポンド139円台、豪ドル55円台という、にわかには「数字が合っているのか」と疑うほど大きく円高に振れました。正直、この水準までの株安、円高に振れると、日頃情報交換をさせていただいている私の関わりのある投資家の方々でさえも、不安になり、息苦しく思われているのではと心が痛みます。
 私は昨年10月18日の、このブログで「結果は完敗。私を責めてください!!」で、新興国株式の過熱に警戒を発し続け、結果私の関わりのある投資家の機会利益を損なったことをお詫びしました。今はある意味で、逆の状況でお詫びしなければなりません。私は年初から「日本株式の個別銘柄は割安になってきた」、「為替の円高傾向は外貨投資のチャンス」と伝えてきたのですが、ここまで株安が続き、円高が続き、時期として早すぎたことを認めざるを得ません。
 今後もしばらく不安定な相場状況は続くでしょう。今は「投資を継続する気持ちを失わず、一緒に頑張っていきましょう」とただ声掛けをすることしかできません。しかし、しかし。売られすぎれば売られすぎるほど、戻りは大きなものになります。是非、次に来る大きな戻りを、できるだけ多くの人が歴史の証人として経験されることを願ってやみません。
 今目の前に広がっているのは、超割安な投資対象、宝の山です。新規投資を考えられる人には存分に活躍してもらい、投資が報われる相場を引っ張ってもらい、そして活況な相場へのパイオニアになっていただきたいと思います。