今後注目していた企業業績の数字が出てきます。「閑散に売りなし」
「本当にまだ上がるのかあ??」と売りを考えていた人は「もう少し待とうか」と様子見を行う人が増え始め、これまで売ってきた人は「ちょっと売り急いだかなあ」と「急落があればちょっと買ってみるかあ」と買いを意識するようになってきたように思います。
企業業績の発表が、ひとつひとつ露わになってきたにもかかわらず、相場は下がらない。むしろじり高が続いている・・・・
となれば、売りは急落場面では処分しようと思うが今は様子見と決め込み、買いたいと思っていた人は「取り敢えず少し買ってみよう」という動きが表面化する。
「日経平均株価はとりあえず1万円をめざす動きか」というムードに流れる。
売りが引っ込み、たくさんではないけど買いが絶えない状態が相場を支える。
もちろん、そうならない可能性もあるわけで、今はどちらに転ぶかを様子を見ている段階と言えるでしょう。依然、買い手が有利、売り手は判断に迷う状況が続いています。
円の独歩高の修正はジリジリと続いていて、外貨投資を苦しいときに継続していた人にとっては大分安心感が出てきました。株価変動リスクに懲りてしまった人は、まずは「貸しても安全な先なのか」という信用リスクを取ったり、為替変動リスクを取った投資対象を検討するでしょう。
「破綻するような危ないところを避ければいいんだ」
「あきらかな円安水準での外貨投資を避ければいいんだ」と・・・。
何がリスクなのか。そのリターンはリスクに見合ったものなのか。
これだけのリターンが期待できるのなら、この程度のリスクであれば投資する意味があるかも・・と検討し出す人が増えるのもこれからだと思います。
昨年の春先も円安・株高でした。米ドルは95円から110円に。ユーロは153円から170円に。豪ドルは88円から104円に。そして日経平均株価は11700円から14600円になりました。
当時私は日経平均株価の15000円にこだわりすぎてしまった反省があります。
今年の春はどんな春になるのでしょうか。参加者が増えておもしろくなってきました。