AIG、生保事業を売却意向、損保事業に集中!!

 金融安定化法案が可決となりました。これを受けて米国株式は上昇トレンドを描くわけでもなく、3日連続の下落となりましたが、とりあえずは金融の目詰まりを解消するスタートについたことでひとまず安心です。これだけの大きな調整ですから、そう簡単に好転するわけがありません。ここは、必要なことをタンタンと進めていく忍耐強さが必要だと考えます。
 これは運用についても同様で、過去のついていた価格を嘆いても仕方なく、現在の状況で何ができて、何ができないのかを整理して、「こういう場面があればこうする」といった方向性を固めておき場面場面で慌てないように準備することが大事です。「良いこと」、「悪いこと」両方に備えておきたいものです。
 AIGがついに生保事業を切り離し、損保事業に資源を集中する決断をしました。契約者はもちろんですが、社員の方も今後に不安な気持ちを抱えて来週以降、説明を受け、説明を行うことになります。是非是非、会社側は契約者や社員に無用な不安が広がらないように、丁寧な、丁寧な説明を期待したいところです。人間、不安事がひとつ大きく膨らむと、あれもこれも不安に思えて、パニックになりやすくなります。逆に、どこから手をつけいいかがわからないぐらい大きな不安に思っていたことの先が見えた途端に、不安な気持ちがシュルシュルと小さくなっていきます。無用な不安の種にならない対応が望まれます。
 ところで、昨日から日経ネットのWAGAMAGA(ワガマガ)で、「あなたの投資信託選びは間違ってないか?」の著者インタビューの内容が載りました。「こんな投信の買い方では鴨ネギ」というタイトルです。日経ネットのホームページの上の帯部分に「ワガマガ」があり、そこをクリックしていただくと記事に届きます。白髪染めをあきらめた私の顔も載っています。