私のところに相談にこられる人は、「このままではいけない。何かすべきことがあるかもしれない。どこから手をつけたらよいのかヒントがほしい」とか、現状をやっと受け止めることができて前向きな気持ちを取り戻しつつある人です。
しかし多くの人はまだ現実を受け止めることができていない状態にあります。マネー雑誌の編集の方に「株式投資の特集記事に対する反応に変化が出てきましたか?」と尋ねると、前向きな感触はまだあまり感じたことがないということでした。
これは私のクライアントの状況を見ても違和感はなく、こちらから前向きな提案をリードして行うことよりも、ご自身の前向きな姿勢があったら応えていくという対応が主になっています。
しかし、たいていの人は「どうしたらよいか」に悩んでいて、今後の投資との向き合い方に無関心である人はほとんどいないはずです。したがって、「前向きに対処、対応してみようかな」と思える機会、きっかけが必要なのだと思います。それは、販売した金融機関の担当者のように直接関係した人ではなく、まったく第三者で、「そういう考え方もあるよね。で自分の場合は?」と、人の話だけど、自分に置き換えて考えることができる話が重宝なのだと思います。
多くの投資家は今、完全な被害者になっています。何かを売りつけられるかもしれないセミナーや機会は、内容以前の段階でうんざりしています。
こんな話をした後に取り上げるのに少々抵抗はありますが、来月の13日に群馬銀行主催の資産運用セミナーがあり、私が講師として「外債投資の本当の意味を伝えたい」というタイトルで話をさせていただく予定です。
群馬銀行の担当の方からは「宣伝は全く入りません。自由に外債投資を行う意味についてしゃべっていただければいいです」と依頼を受けました。私も今回書いた趣旨に添って、今回参加される方が「外債投資を始めたばかりに不安になった」という状態から「外債投資はおもしろそう。こうしたら為替リスクとも上手に付き合っていけそう」と前向きな気持ちを取り戻していただけるような話ができたらと考えています。
内容に興味のある方は「ぐんぎん資産運用セミナー」→「ぐんぎん夏のうれし〜キャンペーン」→「資産運用セミナーのご案内」をインターネットで検索してみてください。