次は、「ドル高かな」と思います!!

 日経平均株価が16,000円を割り込み、再び底値を探る展開になるのかなと弱気に傾きそうなムードから、原油価格が高くなったとか、ドル安・円高に歯止めがかかったとか・・・で、日経平均株価は一気に17,000円程度まで急上昇しました。


 今回の急上昇も、これまで通り、短期で売りで儲けようとした投機家が慌てて買い戻したため・・・と解説されていますが・・・・


 売っていた方々が買い戻しただけで相場が大きく上下してしまうのは、少数の大口プレーヤーしか、この日本株相場に参加していない証拠なのだと思います。逆に売っていた方々が買い戻すと、他にはそれ以上を買う人がいないので買いが続かず、相場に勢いは出てきません。


 個人的には、円・ドル相場も同じ展開になるように想定しています。120円から107円程度まで一気に円高に振れた理由も、「そういうことだね」と納得できるものはなく、ただ単に、昨年末までに「来年は円安・ドル高」と高まっていた期待の反動だと考えています。

 

 したがって、円高・ドル安の勢いが止まってくれば、今度は再び円安・ドル高に向かうのだと思います。当面の落ち着きどころは「112~114円」ではないでしょうか。そしてドル高の余地が小さいとなれば、売られすぎの戻り余地が大きな新興国高金利通貨に対する期待が高まるのだと思います。


 次は、ドル高かな・・・・