「世の中にうまい話はない」はずなのですが、外貨投資は今のところ、いいとこ取りの展開が続いています。いつまで続くかは誰にもわかりません。変に焦らないように、事実を押さえておきたいと思います。
本日1ユーロ=156円33銭、1999年にユーロが誕生して以来の円安・ユーロ高を更新しました。今年の年初は1ユーロ=139円37銭でした。円安になっているのは、ユーロだけではありません。米ドルは年初117円87銭が118円18銭、豪ドルは86円39銭が92円71銭、ニュージーランドドルは80円38銭が82円42銭、とすべてが円安。どれも国内の金利よりも3%〜5%も高い利息を受けながら、しかも円安を享受するという「いいとこどり」です。
ちなみに1昨年の2005年年初の水準は、米ドルは102円68銭、ユーロは139円13銭、豪ドルは80円15銭、ニュージーランドドルは73円65銭、と今では信じられないぐらいの円高水準でした。
書店では外為為替証拠金取引で大もうけした話が賑わいを見せていますが、こうした恵まれた環境が過去から続いているという事実を頭に入れて置きましょう。今後も同じようなパフォーマンスを誰もが享受できるかどうかは未知数です。一発に夢を託すのはジャンボ宝くじに任せて、投資は確実性を大事にしたいと思います。