渡辺行政改革担当大臣頑張れ!!

 最近は「そんな対応が世の中に通じるの?」と思うことが多すぎますね。架空の高熱費計上がばれても「法的には問題ない」と言い張る大臣、それをかばう説得力のない首相。「俺のやってきた偉大な功績からすれば、非難されることは小さいこと」と傲慢な態度を見せる知事。どう考えても、「タミフル服用とその後の異常行動とは絶対関係がない」と言い切れないだろうに、とみんなが思う疑問に対し、断固否定し続けてきた厚労省。「過ちては則ち改むるにはばかる事なかれ」。過ちを犯したときは躊躇することなく速やかに改めよと先人は言いました。
 そんな自民党を追い込めない野党、特に民主党は情けない。求められてもいない選挙応援で仕事をする振りをせず、目の前に積み上がった問題をひとつ解決するために動いてもらいたい。重要課題を自分がいないかもしれない何年も先に延ばして平気な顔している皆さん。そんな対応が世の中に通じると思っているのか?国民はなめられたものです。
 その中で「天下りあっせんを認めない」「改革の骨抜きは断じて許さない」という、佐田なんとかさんの代わりに任に付いた渡辺大臣。政・官の抵抗勢力から「常識がない」と非難されているようですが、「あんたから言われたくないよ」と受け流し、安倍首相を巻き込み、実をなんとか取ろうとする姿勢は、久々に頼もしい存在です。
 彼の行為を売名行為、スタンドプレイと揶揄した政治家がいました。実際がどうかはわかりませんが、私には彼が大臣に未練があるようには見えません。「この時期に自分がやらなければ」という使命感と意気を感じます。
心ある政治家は、そんな彼の立場を擁護して、積極的に問題に関わることを期待します。「彼の手柄になってしまう」などと小さいことを考えずに、信頼できる政治のために、党利を離れた行動を期待します。
 正直今の政治活動を見ていると、「あの人に票を入れてもいいけど、あの党には入れたくない」と思います。「できれば自分の一票をマイナス票にして、あの人を落としたい」と思います。党・派閥ばかりを見ず、国民に向いた政治。危機感を持った政治家の勇気ある行動を期待します。現在ある課題をなんとか解決に向けての歩にする、姿勢を見せてください。先送りで許されるなら政治家は要りません。