昨日、「底は見えたかな」とブログに書いた途端の急落です。正直言って、ここまで一日で流れが変わるとは想定していませんでした。想像以上に「持つことが不安で、手放して楽になりたい」投資家が多いんだなあという感想です。現在の状態は、「何故こんな円安になっているのにまだ売るのか」と円安すぎると思っている人が、まだ円安になるかも知れないという不安をヘッジするために円を売ることで、かえって円安を加速させていた逆ではないでしょうか。
私は株価18000円、ドル為替123円の時に、「どこまで株を買うのか、どこまで円安を期待するのか」、お手並み拝見と書きました。あの時買った人、様子を見た人、売った人。少し前のことですから思い出してください。それぞれの立場で振り返ると反省があると思います。「あの時手を出すべきではなかった」、「相場は行き過ぎあるのだからもう少し待てばもっと高いとこで売れた」、「買わなくて良かったけど、下がった今でも買う勇気がでない」とか。
そして今、「売るのに躊躇する人」、「買うのに躊躇する人」、「相変わらず様子を見ている人」。何故、躊躇し、様子を見ているのかを、覚えておいてください。もしかしたら、値動きを追うことがストレスになっている人かも知れません。値動きを追うのは嫌いじゃないと気付いた人がいるかもしれません。こうした相場の急変時は、自分の投資スタイルを確認するきっかけになることが多いです。
どうやって投資と向き合うのが楽なつきあい方なのかを考える意味でも、今の気持ちを覚えておいてください。